時代が、ミルクを必要とした

1978年11月27日、ひとりの政治家が志なかばで凶弾に倒れた。1970年代に同性愛者であることを公表してアメリカで初の公職に就いた、ハーヴィー・ミルク。それは単なる政治家の死ではなく、社会におけるさまざまな弱者の“声”に心で向き合った、英雄の死であった。
“変革”と“希望”を体現したミルクの死から30年、アメリカがバラク・オバマを初の黒人大統領に選んだ年に、奇しくも映画『ミルク』は誕生した。監督は『エレファント』、『ラストデイズ』など、それぞれの時代と社会を、映像を通して表現し続けるガス・ヴァン・サント。ミルクを演じるのは、本作ですでに数多くの映画賞を受賞しているショーン・ペン。ミルクとともにその時代を生きた若者たちを、ジェームズ・フランコ、エミール・ハーシュ、ディエゴ・ルナ、そしてミルクの命を奪ったダン・ホワイトをジョシュ・ブローリンと気鋭の個性派俳優が演じている。
“変革”と“希望”の種を蒔いたミルクの人生。それは、現代を生きる人々を未来に導くガイドとなるかもしれない。

  • 監督 : ガス・ヴァン・サント
  • 出演 :ショーン・ペン
    エミール・ハーシュ
    ジョシュ・ブローリン
    ジェームズ・フランコ
  • 配給 :ピックス

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